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2020.04.15
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革加工の仕上げについて
仕上げによる革の分類
仕上げ方法によって革の種類は大きく5つに分かれます。その種類と特徴をご紹介します。
- 銀付き革:銀面(革の表面)を残して本来の表面感を生かしたもの
- スエード革:革の裏面を細かなサンドペーパーでこすって起毛したもの
- ヌバック革:スエードと異なり、銀面(表面)を起毛させたもの
- ヌメ革:タンニンでなめし、人工的に染色や塗料で仕上げない革そのままの風合いを生かしたナチュラルレザー
ヌメ革の特徴
ヌメ革とは、タンニン(植物のシブ)でじっくり時間をかけてなめし、塗料など人工的な仕上げを加えない自然なままの革です。革にはつきもののシワ・キズ・なめしムラなどを染色や型押しなどの加工で隠したり、ごまかしたりできないので、なめす前の原皮が良いものでなくてはいけません。特にプリント用には、国産食用牛でキズなどの少ない状態の良いものを厳選して使用しています。
タンニンとは
タンニンとは、木の皮や果実、根や葉などから抽出されるエキスのことで、いわゆるシブ(柿渋染…などの)です。